北京五輪 取材団ブログ

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鳥の巣マンション日誌

聖火の見えない朝

2008年8月25日

Arass  朝、起きてみると、「鳥の巣マンション」の窓から見えていた聖火が消えていました。いつもそこにあったものが、ない。閉幕を実感しました。

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 どうやら、われわれの任務も終わったようです。

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 いつもにぎわっていたオリンピック公園への入場ゲートも、けさは静かです。

 吉川さんの最後のリポートでは、読売新聞の北京五輪取材団の寺田正臣団長に大会を振り返ってもらいました。

 * * *

 3か月前、「北京への道」と題して始めたこのブログも、終結の時を迎えました。

 謝謝、再見!

 (メディア戦略局取材チームキャップ・荒井博樹)

鳥の巣マンション日誌

Arass_4  われらが味方、取材のお手伝いを頼んだアキさんは、「値切りの天才」である。中国人相手に1歩も引けを取らない。

 われわれは北京入りして間もなく、自転車を購入した。「鳥の巣マンション」と地下鉄の駅の間が、歩くには遠く、タクシーを使うには中途半端な距離だからだ。その間を結ぶ「足」である。

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プレスセンター便り

閉幕!!!

2008年8月24日

 北京五輪が閉幕した。わずか17日間でしたが、ご愛読ありがとうございました。五輪取材の舞台裏で奮闘する記者たちの本音が少しでも伝われば、幸いです。最後に、ブログの反響の大きさをヒシヒシと感じている記者の言葉を紹介します。

 

 

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鳥の巣マンション日誌

Sumiss_2  17日間にわたって行われた北京オリンピックも、今日で閉幕します。市内各地で活躍したボランティアの皆さんもほっと一息つけるのではないでしょうか。この後、9月20日のパラリンピック終了まで、もうひと踏ん張りです。

 「測量血圧」「義務打気」――なんだか強そうな文字が並んでいる、他とは一味違うサービスを提供しているボランティアステーションを発見しました。

 

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鳥の巣マンション日誌

Boriss  北京市のジャパンハウスで連日行われてきたメダリストの会見。最後を飾ったのは、シンクロナイズド・スイミングのデュエットで銅メダルを獲得した鈴木絵美子・原田早穂のペアでした。

 ただ、最後まで二人の表情は硬いままでした。みなさんご存じの通り、急成長の中国に対し、デュエットでは勝つことが出来たのに、チームでは敗れてメダルを獲得できなかった。その悔しさがにじんでいました。

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プレスセンター便り

 2580 今日は閉会式!7月始めに北京入りしてからほぼ2か月、ようやくこぎつけた終幕です。(我々技術スタッフは後かたづけという重要任務がまだ残っていますが・・・。佐久間くん、帰国までもう少し我慢してね)
 今日の閉会式では鳥の巣のフォトワークルーム(写真記者工作室)というところで作業の予定です。ここはガラス張りになっているため外を通る観客に丸見えです。ガラスに顔をくっつけて覗いて行く人、カメラやビデオで中を撮影していく人、前に立って記念撮影していく人等などいろいろです。
。昨日からガラスには“写真を撮るときにはフラッシュ禁止”の張り紙が・・・。動物園のパンダ?状態です・・・。 (取材支援センター・清野弘之)

プレスセンター便り

 ジャパンハウスで、日本選手団の福田団長、市原副団長、上村総監督による北京五輪の総括記者会見があった。まずまずの成績を挙げ、日本国内でも盛り上がっているという情報を聞いている幹部の皆さんは、ホッとした表情で、このオリンピックを振り返っていた。
 この会見の司会をしていたのがJOC理事で今五輪の広報担当をしている荒木田さんだった。荒木田さんは言わずとしれたモントリオール五輪女子バレーボールの金メダリスト。私はついつい、こんな質問をしてしまった。「ソフトが金をとった時の盛り上がりを見て、改めて団体球技がメダルをとることの意味の大きさを感じた。ハンドボール協会の市原さんと、ちょうど司会用マイクの前にいる荒木田さんに、お考えをうかがいたい」
 市原さんは、クラブチームが日本代表チームに中心選手を派遣することの重要性を話された。荒木田さんは、市原さんのご意見に加えて、チームワークの重要性を話された。
 荒木田さんにお話をうかがいたかったのは、私自身がモントリオールの女子バレーの感動からスポーツを始めた人間だったからだった。彼女が話された通り、あのチームのチームワークは素晴らしかった。
 エースアタッカーの白井貴子さん、セッターの松田紀子さんの気迫は素晴らしかったし、レギュラーでこそなかったが、ピンチで出てきた荒木田さんのサーブや地をはうようなレシーブに涙が出そうになったのを今でもはっきりと覚えている。当時の荒木田さんは(今もだが)すごい美人だった。深夜に親にたたき起こされて最初の試合を見て以来、夜中や早朝に行われた全ての試合をみては、生まれて初めて、胸の中が苦しくなるような感動を味わった。
 五輪直後には小学4年生だった1歳上の姉が、親にねだってバレーボールを買ってもらった。野球少年だった私は姉の練習台になったが、嫌だとは思わなかった。
 今回、このオリンピックを見て、スポーツ用具店に走ったお子さんも多いのではなかろうか。バレーボール、バドミントン用ラケット、ソフトのグローブ、卓球用ラケット--。今はじめれば、多分、40歳になっても50歳になっても、感動を味わえます。是非、これを機会にスポーツを始められることをお薦めしますよ。
 記者会見が終わった後、「突然の質問ですみませんでした。私の姉がモントリオールを見てバレーを始めたもので、荒木田さんの言葉が聞きたかったんです」と謝った私に、荒木田さんは、目を輝かせて「今回のソフトは本当に素晴らしかったね。モントリオールを思い出しちゃった。やっぱり気持ちをひとつにするチームワークが素晴らしいわよね」とさらに感動を語ってくれた。
 ブラウン管の中で活躍していた人間と、ブラウン管の外で見ていた人間が32年もたった今でも感動を共有できる。スポーツの持つ素晴らしさを改めて感じさせてもらった五輪だった。(運動部 下山田郁夫)   

鳥の巣マンション日誌

幻の原稿(その2)

2008年8月24日

Arass_3  幻となった「涼しい場所」のリサーチ。今度は栗山記者の調査結果です。栗山さんには「ただの涼しい場所ではなく、別の角度から寒い場所を」という条件もつけたのでした。(メディア戦略局取材チームキャップ・荒井博樹)

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Kuriss  私からは、まず、夜風にあたりながら食事やお酒を楽しめる、若者に人気のスポット・后海での涼をおすすめします。

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鳥の巣マンション日誌

幻の原稿(その1)

2008年8月24日

Arass_2  「リサーチ指令 体感チャイナ流」はお楽しみいただけたでしょうか。「自ら体験し、証拠の写真やビデオを見せよ」という難題に、林、栗山両記者が挑戦した企画です。

 ところが、連載からはずれた「幻の原稿」があるのです・・・

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鳥の巣マンション日誌

「金」を呼ぶ男

2008年8月24日

0824bg01_2  五輪期間中、私は、カメラマンの撮影した画像を会場から本社に送信するというサポートをするのが役割で、ほとんど毎日、さまざまな会場に赴き、「写真部員の妻役」として仕事をしていました。

 毎日、会場に行って取材をしていると、取材に行った競技の結果は知る事が出来ますが、他の会場で行われている競技の結果を知る機会が余り無く、時間がある時に自分でインターネットなどを閲覧して競技結果をなどを確認していました。

 そういった毎日を送りながら、いつものようにインターネットのページを閲覧していると、日本人の金メダル獲得数が目に付きました。

 「日本 金メダル獲得数 9個」。

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プレスセンター便り

 もう、これを以て、ブログは卒業しようと思う。
 なぜなら、これまで掲載されてきた私の駄文が、中国のメディア関係者、はては中国総局の中国人の同僚たちの目にまで触れるようになり、笑い者となってしまっているからだ(当然だ)。
 あくまでも実体験、あるいは友人の話など身近なエピソードを切り口に、今の中国の姿を伝えるというコンセプトなのだが、どうやら真意が伝わらないようだ(そんなコンセプトがあったのか。知らなかった)。特に千葉県浦安市方面(ハッキリ言え! 奥さんのことだろう)で誤解があってはまずいので、断筆とする(2006年のトリノ冬季五輪の閉幕時も、同じことを言っていたなあ)。
 ちなみに、ある中国人の女性の同僚と携帯メールをやりとりしていたら(かなり親しそうだなあ)、こんな内容の忠告を送ってきた。
 「あんな内容のブログを書いて。もし、あなたの奥さんが中国人だったら、家に帰ったら皮の鞭を味わうことになるよ。今の中国の奥さんたちの家庭教育はめちゃくちゃ厳しいんだから」
 中国の多くの夫婦の間で鞭を使ったプレイが展開されている訳では決してないが、なるほど、今の若者たちは中国語で、こんな表現を使う訳ですな。いやあ、勉強になりました。
 ということで。(国際部・竹内誠一郎)

 【お断り】 ( )は、同僚記者たちの叫び声です。ちなみに、「ブログを書いてほしい」というお願いは、各記者に伝えましたが、ブログの内容は筆者に任せています。つまり、私生活を暴露しろと強制されたわけではありません。(プレスセンター便りのまとめ役より) 

プレスセンター便り

北京も秋・・・

2008年8月23日

 男子サッカー決勝戦の地、鳥の巣へ足を運んだ。
 ハーフタイム、トイレへ足を運んだ。
 私一人しか居ないトイレの中で、虫の鳴き声が響き渡っている。
 CDの音が流れているだけだろう? と思ったが、耳を澄ませば、音の強弱が生き生きとしている。
 「本物の鳴き声だ!」
 気になると、在りかを探りたくなる性格故に、トイレを捜索し始める私(怪しい…)
 主の居場所は天井にある通気口の中で、スズムシが懸命に音を響かせていた。
 巨大建造物の空間にある小さなトイレで、夏が終わり既に秋の様相が北京にも訪れ始めていることを改めて感じるとは…
 フィナーレへのカウントダウンが刻一刻と迫ってきたのだ。

 (取材支援センター・佐久間俊貴)

プレスセンター便り

東京から

2008年8月23日

 こちら東京本社です。
 五輪取材団のみなさまお元気ですか?
 一足先に帰国(脱走?)した私ですが、しっかり五輪記録処理の仕事しております!
 皆さんの記事や写真の隙間?を埋めている記録記事は、コンピュータで自動処理し体裁を整えて紙面化しています。入社以来、担当している仕事で、今回で3回目。特に北京では、全く新しいシステムの構築を行い、約2年前から準備を進めていました。明日で一旦ゴールですが、これからも2年毎の季節労働者として五輪に関わる仕事を続けていきたいと思っています。
 話は変わって、帰国してやっぱり日本がいいなーと思った瞬間ベスト3をご報告しておきます。
 ・店員さんのスマイル
 ・ジュースの自動販売機
 ・シャワートイレ
 (あまーい栗粥が懐かしい 技術一部・清土桂一郎)

プレスセンター便り

 上司の優しいお計らいにより、大好きな野球とソフトボールの取材が満喫できた五輪だった。ソフトは金メダルで、野球は4位。明暗が分かれてしまったが、両代表チームの健闘をねぎらいたい。特に今五輪の野球の審判員は、ストライクゾーンにばらつきが多く、完全なアマチュア。今後、トッププロを招請しての大会を開くなら、プロのレベルにふさわしい審判を確保する必要があるのではなかろうか。
 今回、両競技を見て感銘を受けた選手が2人。その2人ともが「佐藤選手」だったのは、偶然だろうが。
 1人はソフトボールの「5番・一塁」として優勝に貢献した佐藤理恵選手。
 この佐藤選手は、初めて代表入りしたアテネ五輪では、代走のみの出場だった。銅メダルを手に帰国したものの、力不足を痛感。以後、日本代表の声がかかっても「本当の力をつけたい」と辞退し続けた。
 「自分の弱点は体幹の筋力が弱いことと瞬発力がないこと」と基礎トレーニングを繰り返し、自分を追い込んだ。
 どんな悪い状況でも、逆境でも自分を育ててくれると思って頑張る。そんな前向きな気持ちをいつでも持ち続けようとグラブに「逆にサンキュー」と刺繍していた。
 対ベネズエラ戦では、三回二死二、三塁から内角の球を鋭く振り抜いて右翼席へ先制3ラン。この4年間でつけた瞬発力と体幹の力を大舞台で示した。体の軸を後ろに残して鋭く回転する打法は、地道な鍛錬のたまものだったのではないだろうか。
 野球では、G・G佐藤選手の姿勢に感銘を受けた。
 準決勝の韓国戦で2つのエラーを犯した佐藤選手は、試合後に、がっくりと肩を落とし、阿部選手に支えられて宿舎にもどった。あまりの憔悴した姿に取材団は誰も取材エリアで声がかけられなかったほどだった。
 佐藤選手は、そのことが心理的にトラウマになっていたのだろうか。米国との3位決定戦でも高く上がったフライを落としてしまった。
 佐藤選手をかばうわけではないが、この日の北京は雲ひとつ無い快晴で、右翼から左翼に風が吹いていた。試合時間が昼前で、太陽が真上にあり、このフライは捕りづらかっただろうと思う。
 本日の試合後も、佐藤選手の談話をとろうと待っていたが、私を含めた取材団はほとんどあきらめていた。
 ところが、「G・Gさん」と控えめに呼びかけたら、佐藤選手はしっかりと取材団の前に歩いてきた。そして、しっかりと前を向いて話し始めたのだ。
 「守りについては、全力でやった結果ですが、皆さんに迷惑をかけてしまいました。自分の力不足です。(風があり空に雲がなかったので難しいフライだったろうが?)それをいいわけにはできません。すべて自分の力不足。いいことも悪いこともあった五輪。いい経験をさせてもらった。正直、試合に出してもらったことは感謝しています」
 佐藤選手は、記者団のすべての質問に答えてロッカールームに帰っていった。立派だった。記者団からは「あいつ、大したもんだなあ」という声が上がっていた。
 私は、この選手が将来この経験に対して「逆にサンキュー」と思える日が来ることを願わずにはいられない。五輪での野球は終わってしまったが、まだWBCがあるではないか。逆転のチャンスはまだまだあるはずだ。
 私はG・G佐藤のファンになった。今度、西武球場に家族を連れて応援に行こうと思う。
 帰国後に日本で受けるであろう沢山の罵声を肥やしに、将来の日本野球を背負って立つ日が来ることを祈っている。(運動部 下山田郁夫)

鳥の巣マンション日誌

青島の藻ビール

2008年8月23日

Kuriss  五輪セーリング会場となった山東省青島市は、北京から飛行機で1時間ほどの山と海に囲まれた街です。

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 そして青島と言えば、「青島ビール」も有名ですね。ドイツの租借地だった時代に開業した青島ビールの本拠地もこの街です。

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 読売新聞は、新聞はもちろん、ネットで、携帯で、動画も交えて五輪を多角的にお伝えします。5月から「北京への道」と題してスタートした取材団ブログも、記者たちが続々と現地入りするのに合わせて衣替え。新聞紙面とはひと味違い、ブログ向けに気軽に書いた話題をお楽しみください。

トラックバックに関する編集方針について

 メディア戦略局の取材チームは、メーン会場の国家体育場(通称・鳥の巣)に近いマンションの一室を拠点にしています。五輪に沸く北京の街中で集めた情報を、この「鳥の巣マンション」から発信中。その内幕は...。

 世界各国の新聞社や通信社が陣取るメーンプレスセンター。記者たちの取材成果は、いったんここに集約され、東京へと送り込まれます。紙面には載せ切れなかったこぼれ話などを、ブログを通じてお届けします。

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