ビジネス書の中で仕事術関連書は人気のある分野です。
その仕事術のなかでも特に主流を占めるのが、「如何に時間を上手く使いこなすかが、仕事術の大きな課題のひとつ」だという考え方です。
さらにその分野の書籍群の中で、目を惹いたキャッチコピー “「幸福な時間」・「充実した時間」を感じられる状態を如何に実現するか” を掲げていたのが『TIME HACKS』なのであります。
2006年を振り返っても、いや就職以来の10年以上の書店員生活を振り返っても、時間下手で損しているといつも感じていました。ということで、当然のように読み始めてしまいました。
本書には89のストレス軽減の為の時間管理のコツ=TIME HACKSが提案されています(ハックとは「問題をサッと解決する」のような意)。なかでも集中力の高めかたについては「会議室を占拠」・「鈴虫の鳴き声を流す」など面白いアイデアが満載です。
なんとも嬉しいことに、集中力は精神力の問題ではなく、環境によって作り出せるのだということなのです。
その他にも、「やらないことリストをつくる」とか、「やりたくないことを片付けるには、快楽原則にしたがってやるといい」というような、興味深いことも書かれています。
但しこの本のハックはあくまで、著者小山氏流のハックであります。これらをヒントに、読者は読者自身の時間管理のためのハックをみつけていかなければならないのです。
かくいう私もこの本を読んでからは、大量入荷の新刊、相次ぐ問い合わせに振り回されないハックを模索中であります。
出版社:東洋経済新報社書名:TIME HACKS(タイム・ハック) 劇的に生産性を上げる「時間管理」のコツと習慣著者:小山竜介定価:1,575円(税込み)
(八重洲ブックセンター八重洲本店 臼井夢子)
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