子供の頃、世界は単純だった。
朝起きたら、学校に行き、帰ったらご飯を食べて寝る毎日。
何も特別なことは起こらないし、学校を卒業しても、ふつうの仕事をする毎日が続くだけ。
そう感じていた。
もちろんほんとうの世界はそんな甘くないし、むしろ残酷だ。
離婚、売春、別離、そして死・・・
様々なことがこの物語主人公イアンの人生には詰まっている。
やっぱり世界はそんなに単純ではないのだ。
でもだからこそ、そこには救いがある余地がある。
奪われ、傷つけられ続けたイアンが人に与えることができるということが素晴らしいと思う。
イアンの変な笑顔が、このヘビーな物語の中でも輝いていて、印象的でした。
出版社:小学館書名:not simple著者:オノナツメ定価:750円(税込)
(ジュンク堂書店盛岡店 勝又直己)
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