私は、実は生まれてからずっと湘南に住んでいるにもかかわらず、湘南の新しいガイドが出るとついつい買ってしまうという癖があります。地元の本屋さんでは、新しいガイドがでると、一等地に面出し、平台、積み上げは当たり前。湘南っ子の魂は騒ぎます。
そこから、1ヵ月は、バッグの中にしのばせて、何度も再読。どんなマリングッズを買おうか、Tシャツやサンダルはどれにしようか、見慣れたビーチはよそいきの顔で登場し、いつのまにかできたカフェは一軒一軒要チェックです。葉山牛もいいけれど、しらす丼がやはり基本だよなとか。
村上春樹訳の「ロンググッドバイ」を読んでいても、ハードボイルドよりも逗子のマーロウのプリンばかりが頭を駆け巡り、江ノ電が、展望台が、烏帽子岩が・・・友達には、「ここに住んでいるのに、それは変だ。」と呆れられ、逸る心は、サザンまんじゅうで落ち着かせ、この街で生きてこれた幸せを噛みしめています。
それから、私の大好きな鎌倉が舞台のかっこいい高校青春物語、『ラヴァーズキス』をご紹介したいと思います。
こんなかっこいい青春なんて送ってこなかったなあ、大体、お小遣いも少なかったから、スタイリッシュになんてなれなかったし、夜の134号線なんて怖くてタムロできなかった。
だからこそ、この漫画を読んで今さらながらの擬似体験。
でも、平坦だったけど、きっと今よりも何倍も輝いていた自分がいたのだろうなと思いました。そんな自分を引きだしの奥から引きずり出しながら、憧れ半分で至福の読書タイムです。
今年の夏は、ぜひ湘南で。憧れのスローライフを満喫しましょう!
出版社:成美堂出版書名:湘南大好き!07-08定価:750円(税込み)
出版社:小学館著者:吉田秋生書名:ラヴァーズキス定価:630円(税込み)
(有隣堂厚木店 佐伯敦子)
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