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Self-Reference ENGINE

2007年8月13日

Selfreferenceengine1_4 今年一番!と叫びたいような本が発売に。その名は『Self-Reference ENGINE』。円城塔さんという方のデビュー作。

 こちらの早川SFシリーズJコレクションの発売直前に文学界新人賞(文藝春秋社発行の芥川賞寄り文芸誌の新人賞)の報も入り、高まる期待をバネに読んだらどこまでも遠くに、な本の内容は蔵の奥の秘密の箱や床下から発見されるフロイト数体といったシュールなお笑いに似た短編集でもあり、高位の演算機械に支配された世界の収束までを描いた長編のような…。
 

 モンティパイソンやサウスパーク、ジャッカスやリトルブリテンにダウンタウン他を見ながらゲラゲラ笑ってるうちに号泣、もしくは、ついていくのも周回遅れになってきた物理や数学の数式の最後に出てくるa-a=1にホッとしてあまりの単純さや美しさに呆然とする(とはいえ、最後のとこしかわかってない)のに似た読書体験が味わえました。

端から端まで理解できてるかは不安ですが、すごいもん読んだの報告を簡単ながらいたします。ではまた!

(ブックファースト渋谷店 林 香公子)

出版社:早川書房
書名:Self-Reference ENGINE
著者:円城塔
定価:1,680円(税込み)

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