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芸術立国論

2007年8月16日

1_32 最近お客様から「メセナに関する書籍はどの辺ですか?」というお問い合わせがあり、はてメセナ?となってしまったため調べてみると、芸術文化支援を企業などが行うことのよう。その後も何度か似たようなお問い合わせがあったり、そういえば「フランスの文化政策」(水曜社)という本が地味ながら売れているなと思ったりで、少し気になったので、平田オリザさんの「芸術立国論」(集英社)を読んでみました。

 便利なモノを揃えて幸せを感じた時代から、自然環境・安全・人生を豊かにしてくれる芸術など、目に見えないものに価値を見いだす時代にきている今、芸術を一部愛好家だけのものではなく、多くの人に身近に感じてもらうために、国・地域・企業・そして私たちは何ができるだろうか、といったことが具体的に書かれていました。

 日本でその芸術文化の重要性がより認知されれば、その影響の一つとして、書籍の需要も高まるはず。お問い合わせや本の売れ方によってお客様に鍛えられる日々ですが、新たな本好き、書店好きの方をより多く囲い込めるよう精進して参りたいと思います。

(ブックファースト渋谷店 山川友美)

出版社:集英社
書名:芸術立国論
著者:平田オリザ
定価:693円(税込み)

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