写真は詳しくないが、好きな写真家は何人かいる。銀色夏生は詩人・作詞家・エッセイストといろいろな顔を持っているが、この人の表現したもので私が一番心魅かれるのが写真だ。
被写体は花や木、空など風景写真が多い。それらの写真に大げさなメッセージ性はほとんど感じない。写されている花たちは、愛も平和も人生のはかなさも語っていない。
しかしこれらを撮影している時の銀色夏生の心境、つまり「心を動かされたから撮ったんだ」という気持ちはものすごくダイレクトに伝わってくる。
美しいから、面白いから、気になったから、カメラを構える。その素直さに心を打たれて、結果私の心に平和や愛が生まれると言えば少し大ゲサだろうか。
(リブロ福岡西新店 奥原未樹子)
出版社:角川書店書名:やがて今も忘れ去られる著者:銀色夏生定価:500円(税込み)
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