以前、インターンシップの学生さんのお世話をする機会がありました。
その方は接客業を体験するのが目的であり、本屋に特別興味があるわけではないとのこと。そうはいっても、折角来てくださったのだから本屋の仕事がどんなものか、ということは是非知ってもらいたい!と思い体験の導入として次の2つのコミックを読んできていただくことに。
1点目は、書評に紹介されたりして話題になった『暴れん坊本屋さん』。この本は、本屋稼業の悲喜こもごもが、無駄なくしっかりと描かれています。うなずきながらこの漫画を読んだ書店員は数知れずいると思います。
2点目は『本屋の森のあかり』という可愛らしい絵の少女漫画。帯の「本屋×メガネ男子=最強」という言葉に反応して手にとってしまった作品なのですが、確かに、イケメンメガネ男子書店員が出てきます。
主人公である女の子は、地方の支店から本店に異動になり、悪戦苦闘しながら、本店の個性的な仲間たちと一緒に本とお客様との出会いをプロデュースします。そしてその過程でイケメンメガネ男子の副店長(超読書家)に心惹かれてゆく・・というお話です。『マザーグース』や『千一夜物語』など一話ごとに名作を取り上げたストーリー展開なので、原作にも興味が広がってゆきます。『暴れん坊~』とはテイストが違うのですが、こちらも本屋さんの仕事は結構リアルに描かれているので読み応えがあります。
それにしても、自分の仕事の漫画があるのって、なんだかうれしいですね。
さて、件の学生さん。2作品ともあっという間に読み終え、とても面白かったと感想をくれました。そして、2週間のインターンシップが終わる頃には「私、本屋さんにも就活してみます」といううれしい言葉まで。
本屋さんに興味がある就職活動中の学生さん!是非ご一読を!
出版社:新書館書名:暴れん坊本屋さん著者:久世番子定価:672円(税込み)
出版社:講談社書名:本屋の森のあかり著者:磯谷友紀定価:410円(税込み)
(紀伊國屋書店渋谷店 安田時絵)
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