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小さい頃に帰省した田舎などで地元の子ども達から物珍しそうな目で見られた事はないだろうか?
その時、不思議な体験をしたりして一回り大きくなって帰ったという方もいらっしゃると思います。そんな経験をされた方はその時のことを思いだしながら読んでみて下さい。
祖母の家に来た悟は朝、目を覚ますと見慣れない家にいた。
母と一緒に来たが,その母の様子がなにやらおかしい事に気がつく。
電気も満足に通ってなさそうなその家には、「おんば様」と呼ばれる老女と「預かり子」の茅が暮らしていた。
母が怪我をし風邪をこじらせたこともありしばらくこの家に居候させてもらう事になった。
この家はその地域の住人からも少し変な目で見られていた。
そこへ1人の子どもが遊びにと言うより逃げ込んできた。
この子は見たことのない人間(悟)に敵意をむき出しにしてくる。
おんば様に「この場所にいていい人間」であると言われると納得いかない様子だったがこの子は昔の悟を知っていたのだった。
悟はこの子からこの土地の子どもは不思議な力を持っているのだと聞かされる。
茅も入れ3人でその力を試してみることにした。
すると、今まで経験したことのない不思議な現象が起きたのであった。
実はこの力は悟の母も持っていた。しかもかなり強力に・・・。
なぜ母はこの地に戻ってきたのか。悟はその理由が少しずつ分かってきたように思えた。
意を決して母に真実を聞いてみると予想とは違う結果になった。
しかし、母の決断はとても勇気があり驚かされる。
母がこの家から出る決心をすると悟も母もとても成長し、大きな存在になっているように見えた。
夏休みなどで帰省される方も大勢いらっしゃると思いますが、もしかしたらこんな経験が出来るかも知れませんよ。
出版社:新潮社 書 名:月のころはさらなり 著 者:井口ひろみ 価 格:1,260円(税込)
(紅雲堂書店 石川貴雄)
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月のころはさらなり
# 出版社: 新潮社 (2008/01)
# ISBN-10: 4103063610
評価:83点
『第3回新潮エンターテイメント大賞』受賞作品。
宮部みゆきが655作品の中から選び出したのだが、なるほど、ノスタルジックかつ不思議な雰囲気にあふれていて彼女が喜びそうな.......… 続きを読む
受信: 2008年09月06日 9時16分
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