タイトルの通り、結婚したての朔郎と青葉二人のお話です。出会い、結婚、北海道での生活など二人の日常が6篇。
新婚だ!というような気合の入った出来事はなくありふれている日常なのです。結婚式の引き出物を二人であれこれ悩んだり、料理を勉強してみたり、新天地でのご近所付き合いだったり、夫の両親をもてなすために準備をしたりと忙しい。普通の出来事が実際新婚さんはこんな風なのかなと感じさせてくれます。結婚されている方なら、そうそうなんて思うかもしれません。
朔郎にしても青葉にしても性格がさっぱりしたところがあって、特に青葉は清々しいくらいです。なので、べたべたした感じがなくそこがいい。二人の会話はちょっと笑えて、青葉の口調が印象的です。
全てを言ってしまわないところがその間の心の動きを読ませてくれる、ドラマティックな事は起こらないのだけれど、じんわりと心に響く、そんなお話です。
新婚の方、これから結婚される方はもちろん、結婚なんて興味ないと思っている方にお勧めします。きっと“結婚って悪くないかも”と思わせてくれます。
(ブックファースト渋谷文化村通り店 朝倉 千寿)
出版社:小学館書名:夫婦一年生著者:朝倉かすみ価格:1,260円(税込み)
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