伊坂幸太郎氏の新刊はコミック誌モーニングに連載されていた『モダンタイムス』。もちろん一気に読んでしまいました。嬉しい、けどちょっともったいないような複雑な気分です。 今回の舞台は徴兵制がしかれている少しだけ未来の日本。システムエンジニアの主人公・渡辺は突然任された謎の出会い系サイトに関わる仕事から、トラブルに巻き込まれていく・・・。 今回のモチーフはタイトルが示すとおり、チャップリンの『モダンタイムス』。チャップリンは資本主義社会に翻弄される一工員を演じましたが、さて現代で私たちはどんな社会に生きているのでしょうか?日常でふと感じる違和感を形にして差し出されたようで、背筋がひやっとしてしまいました。 週刊誌に連載されていたこともあり、今までの作品を上回る怒涛のストーリー展開。魅力的な登場人物たち。もちろん伊坂節(と私が呼んでいる)軽妙洒脱な台詞回しもたっぷり楽しめます。さあ、みなさんご一緒に。 「勇気はあるか?」
(ブックファーストルミネ新宿2店 髙木 京)
出版社名:講談社書名:モダンタイムス著者:伊坂 幸太郎定価:1,785円(税込)
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