最近テレビ番組などで様々な人間の行動を脳の仕組みや分泌物質の効果を用いて分かりやすく説明している彼をよく見かけるようになりました。 実に論理的で脳科学について詳しくない自分にも分かりやすい説明。人間の行動は脳科学の分野において徐々に謎が解かれようとしているのを感じていた矢先、ふと関心を持って手にしたのがこの書でした。 しかし読んでみると、脳科学における機能主義に疑問を投げかけていたり、孔子の『七十従心』の境地を用いて人間の欲について語ったり、何やら心理学的というか、むしろそれも通り越して哲学的な境地で話を進めているようにも感じる。 思い描いていた著者象とは見方が変わった作品です。 人間の欲望とは何か? 満たされることにより我慢を忘れた現代人。 この作品を読んであなたも考えてみてはどうですか?
(文教堂R412店 会田正臣)
出版社:集英社書名:欲望する脳著者:茂木健一郎定価:735円(税込み)
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