仕事に行き詰った時ビジネス書売場に立ち寄れば、かならず目にするのが「ドラッカー」の文字。マネジメントを語る上で欠かせない偉大な人物は、たくさんの著書で私たちを導いてくれる。そんなドラッカーの「マネジメント(エッセンシャル版)を元にかかれたのがこの本である。
著者はマネジメントを説明するために、なんと高校野球という非営利団体を選択。しかも選手や監督ではなく、補助的な役割の印象が強い女子マネージャーを主人公に!弱小野球部が主人公のマネジメントを元に、甲子園を目指していくのである。ドラッカーの名言を抜粋するだけではなく、どう現場で活かしていくか、どのように考え、どのように人を動かすのか。場面ごとに詳しく説明しながら進んでいくことで、原本以上に自分の頭に入ってくる瞬間が何度もあった。
人の良いところを伸ばし、組織を動かす。マネジメントをするものは、成果より過程だと逃げてはならない。なにより真摯さがないものは、マネージャーたる資格は無い、など、心に刺さる言葉ばかり。社会人なら誰もが役に立つ一冊で、長い名前とライトノベル風の表紙に負けていません。読後は本家ドラッカーのマネジメントが読みたくなりますが、この本を読んだ後では印象が違うはず。試してみてください。
(リブロ別府店 祐保博美)
出版社:ダイヤモンド社書 名:もし高校野球の女子マネージャーがドラッカーの『マネジメント』を読んだら著 者:岩崎夏海定 価:1,680円(税込み)
当ブログの記事へリンクを張った方はトラックバックをどうぞ。ただし、当ブログの編集スタッフによって事前に確認した後で掲載します。基準は<トラックバックに関する編集方針>をお読み下さい。
売れ筋の本からマニアックな専門書まで、本のことを知り尽くしている書店員さんがオススメの本を紹介する読書日記。書評だけでなく、時には誰も知らない書店の裏話などが聞けることも!?読書好きな人必見のブログです。
眞鍋かをりさんや泉麻人さんのブログも公開中