いきなりの文庫!人気作家の最新刊が文庫で登場という面白い試みである。
舞台はスキー場。ゲレンデに爆弾を仕掛けた犯人から脅迫状が届く。人質はいわばスキー場にいるすべての人である。お客様の安全を最優先と考える現場と警察沙汰にはしたくない経営陣。この対立の裏で、事件の真相はとんでもないものであった。
犯人とのやりとりのシーンは、ウインタースポーツ好きの著者ならではの細かい描写が印象的である。この作品は2時間ドラマや映画のような疾走感がある。物事の裏を読んだり頭をひねった推理というよりは、テンポよく軽快に進みあっという間に読み終えてしまった。
(リブロ ピオニウォーク東松山店 高野光一)
出版社:実業之日本社書 名:白銀ジャック著 者:東野圭吾定 価:680円(税込み)
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