河村常雄の劇場見聞録

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Photo <聞>読売センターは3月12日、東京・新橋演舞場新派公演「三婆」で、女優・水谷八重子を講師に迎え観劇入門講座を開く。新派や「三婆」について聞いた。

――明治以来120年以上の歴史を持つ新派とは。
 「一番先に現代劇を上演した劇団です。現代劇をやるから新しい。明治の創立から120年以上経ちましたが、今も現代劇をやり続けています」
――長い伝統を誇る劇団ですが、若手の育成の様子は。
 「今テレビに出ないとなかなかスターとは見てくれない時代ですが、若い人は確実に育っていますよ」

――さて新派というと悲劇の印象が強いのですが、昨年9月に喜劇「女の家族」を上演し、この3月も喜劇ですね。
 「新派は松竹という興行会社の中に居る劇団ですから、松竹がこれならお客様を呼べるだろうという予測のもとに立てた狂言を如何にプロ集団としてやりこなすか、が私たちのなすべきことです」
――「三婆」は有吉佐和子さんの原作を平成版に書きかえるそうですが、どのような芝居に。
 「1月の『麦秋』(三越劇場)は劇団新派だけの出演でチームプレーをお見せしますが、『三婆』はいろんな方がお入りになる。朝丘雪路さん、中田喜子さん、藤田朋子さん、中島唱子さんらがいらっしゃいますから、割合個人プレーを楽しんでいただけると思います」
――楽しみにしています。ありがとうございました。
(写真は水谷八重子)
                ◆
これからの観劇入門講座

<国立劇場文楽公演>
日時:2月15日(月)午前10時
会場:東京・三宅坂、国立劇場小劇場
演目:「花競四季寿」「嬢景清八嶋日記」
講師:人形遣い
受講料:会員5,700円、一般6,200円

<新派公演>
日時:3月12日(金)午前11時30分
会場:東京・新橋演舞場
演目「三婆」
講師:水谷 八重子
受講流:会員9,000円、一般9,500円(一等席代、昼食代含む)

 <新橋演舞場歌舞伎公演>
日時:4月13日(火)午前11時
会場:東京・東銀座、新橋演舞場
演目:「四谷怪談忠臣蔵」
講師:市川 春猿
受講料:会員12,000円、一般12,500円(1等席代、昼食代含む)

<新劇公演>
日時:6月15日(火)午後1時
会場:日本橋・三越本店、三越劇場
演目:「異聞浪人伝」
講師:加藤 剛
受講料:会員7,300円、一般7,800円(観劇代、お茶とケーキ代含む)

 問い合わせは、センター本部(℡03・3642・4301)

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 <見>歌舞伎や能楽、文楽、邦楽、舞踊、そして新劇、ミュージカルなどあらゆる分野の劇場公演の中から、「面白い!」と思ったものを紹介します。従って、褒め上げる記事ばかりです。 <聞>出来るだけ、出演者やスタッフに「面白い!」わけを聞き、紹介します。

河村 常雄

 1973年入社。水戸支局、整理部(現・編成部)の後、学生時代より歌舞伎に興味を持っていたことから芸能部(現・文化部)に移る。演劇担当、デスクを経て、専門委員。この間、文化庁芸術祭・芸術選奨の演劇部門審査委員、鶴屋南北戯曲賞選考委員などを歴任。現在、読売日本テレビ文化センター勤務。著書に「かぶき立ち見席」(演劇出版社)。

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