写旬こぼれ話

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ねたままカヌー

2009年11月19日

 Photo 寝たきりの高齢者や障害者でもカヌーを楽しむことができる「ねたままカヌー」の試作品が完成。この話を聞いて体験会が行われている神奈川県藤沢市の公園を訪れました。
 カヌーを動かすのはパドルではなく船底に取り付けられた魚の尾びれのような形をしたゴム製のフィン。十字形のハンドルを足で操作するという。実際に試してみると、前進はもちろん、後退や方向転換といったすべての操船を簡単に行うことができました。しかも、両脇に転覆防止のウキを備えることで通常のカヌーと比べて安定しており、安心して楽しむことができました。
 開発に携わった湘南工科大学コンピューターデザイン学科の和田教授は「体を自由に動かすことができなくても、自力でカヌーを操る楽しみを味わうことでリハビリ効果を期待したい」と話していました。<金>

”虹”の向こうに

2009年11月16日

Blog  今月10日、東京・晴海ふ頭から、新しい南極観測船「しらせ」が処女航海へと旅立ちました。目指すはもちろん南極大陸の昭和基地沖。

 帰国まで、およそ5ヶ月におよぶ長い航海です。出港前のひととき、デッキ上では、家族や恋人との別れを惜しむ乗組員たちの姿がありました。パパとの別れが寂しいのか、泣き出す子どもの姿も。

 そしていよいよ出発のとき、船から桟橋へ、そして桟橋から船へとたくさんの紙テープが投げられました。赤、青、黄、紫・・・。緩やかな弧を描き、虹のようにも見える無数の紙テープを乗組員の一人が見上げていました。

 ”虹”の向こうに見ているものは、我が子の顔?それとも、遥かなる白い大陸?<鉄>

余生の航路 霧の中

2009年11月11日

Blogモスクワ市の空港跡地に並べられた戦闘機やヘリコプター。

博物館に展示する予定で、国防省から市へ寄贈されたものだそうです。

しかし、予算不足から、100機ほどが野ざらしのまま放置されています。

周囲には金網が巡らされ、立ち入り禁止となっています。

現地はこれから厳冬期です。

寒々しい光景に、身も心も一層冷えます。

さて、隣接した建物は、浅田真央選手や安藤美姫選手らが出場したフィギュアGPシリーズロシア杯の会場です。

安藤美姫選手が優勝したものの、浅田真央選手は5位と振るわなかった大会です。

昨年シーズンからGPシリーズを取材していますが、それぞれの国で特徴があります。

観客席には30代以降の女性の姿が目立つのは各国共通ですが、例えばロシアは警備する軍人の姿が目立ちます。

開場前には爆発物探知犬が会場をうろうろし、ちょっと物騒です。

フランスは、赤色の看板も青に統一されており、おしゃれな感じです。

中国は、全体的に騒がしい。

昨年、キムヨナが出場しており、韓国からの応援団が押し寄せたからかもしれませんが・・・。

米国は(見たことはないのですが)大リーグ観客席の女性版といった感じ。

ジャンプが成功したら無邪気に喜び、失敗したら素直に残念がる。

カナダも米国と似ています。

さて、日本は。

非常に行儀よく、固唾をのんで見守っているという感じです。

せいぜい気になるのは、ジャンプ失敗後の拍手が、励ましの拍手と素直に選手に受け取ってもらえるかぐらいでしょうか。〈賀〉

八ッ場ダムのトンネル

2009年11月 5日

Blog 群馬県長野原町の八ッ場ダム建設予定地。「八ッ場ダム」というダム計画の存在は、民主党政権がダム計画中止を明言して以来、すっかり有名になってしまいました。

 前原国交相は、中止を明言したものの、具体的な代替案はまだ出していません。ダムの本体工事の入札は中止され、ダム計画はこう着状態が続いています。

 「長いトンネルをはやく抜け出したい・・・」。

 「我々には、いったいいつになったら春が訪れるのか・・・」。

 町を歩けば、住民の方々のそんな声が聞こえてきました。

 先日、東京など、八ッ場ダムに関係する1都5県の知事らが現地を訪れ、地元住民らと意見交換会にのぞみ、治水、利水などの点からダムの必要性を声高に訴えておられました。

 話を聞いていると、それほど重要なダムであれば、どうして57年もの年月をかけてしまっているんだろう?1年でも早く完成させるべきではなかったのだろうか?という疑問も個人的にはわいてきたりもするのですが、、、、、。

 ダムを作りにせよ、作らないにせよ、この「こう着状態」を一日でもはやく解決してほしいですね。今も、そしてこれからも、そこに住み続けている人たちがいるわけですから。<鉄> 

 

Blog岐阜市の岐阜駅前に先月、織田信長の金箔(きんぱく)張りのブロンズ像が完成しました。

地上から8メートルの台座に、高さ3メートルの像が立っています。

マント姿に、右手には火縄銃、左手に西洋兜(かぶと)。

当時の最先端の姿が、岐阜市の未来と照らし合わせてぴったりだったそうです。

また、美濃国の攻略時、稲葉山城下を「岐阜」と命名したのが信長だそうです。

金箔張りなのは、岐阜の光り輝く未来を象徴するとともに、信長に金メダルを贈ろうという意味もあるそうです。

地元の有志が建立、市に寄贈しました。

現在、総費用は3000万円のうち約半額が集まったそうです。

「現在も寄付金を募集しています」と事務局(TEL 058-264-2131、内線213)は強調されていました。

以下、余談。

「黄金バットみたいだね。マントもそっくり」と銅像の写真を見た某デスク。

同意を求められたのですが、名前しか知らず、「はあ」という気の抜けた返事しかできません。

そもそも、某デスクとは10歳ほどしか離れていないはず。

某デスクが博覧強記なのか、私がものを知らなさすぎるのか。

世代の知識の差なのか。

「秘密」という言葉とともに、ウハハハハという高笑いが聞こえてきそうでした。〈賀〉

 2006年4月から東京本社発行の夕刊社会面で始まった、写真部員が世相を切り取るフォトコラム「写旬」。紙面には掲載されなかった写真を含め、よりすぐりの作品をお見せします。取材者の胸の内や取材にまつわる裏話なども。紙面とはひと味違った「写旬」をお楽しみ下さい。

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