写旬こぼれ話

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「サイコロ給」

2007年9月25日

Blogyomiuri 「運命給」? 

毎月、給料日前、全員がサイコロを振り、(出た目)%×基本給が+αとして支給される会社があります。サイコロで給料の一部が決まっちゃうのです。

行っているのは、IT企業の「カヤック」社(本社・神奈川県鎌倉市)。社員は、役員をのぞき35人。1998年合資会社として設立され、2005年に株式会社化されました。創業当時から、創業者3人の発案で行っています。「サイコロ給」とも呼ばれています。

狙いは、「資本主義の物差しでは測れない価値もあることを再認識する」「『最後の最後は運命を天に託す』という初心を思い出す」ことなどだそうです。確かに確かに、その通りですね。

毎月1回、特定の日に、サイコロを全員が振ります。必ず同じ日に振ることになっているので、休みや出張の場合は、代振りとなります。サイコロは特注です。

サイの目の平均は理論上「3.5」。ただし、今年の場合、5月の全社員平均は「2.5」。7月は「4.4」。意外にばらつきがあるようです。

また、今年の場合、8月までの1人1人の平均値は、最高の人が「5.6」で最低の人が「2.4」。こちらも意外に開きがあるようです。

とはいえ、社員の感想は「運命だと思って受け止めている」とか「高い目が出た月はよく働いた月だったのだと自己解釈している」とか、肯定的な声がほとんど。ちなみに、サイコロ給となるのは、おおむね、2000円から20000円くらいだそうです。

ただ、中には、サイコロ給によって、配偶者からもらえるお小遣いが変動する社員もいます。

本番は給料に直結するだけに、今回の撮影も、新人社員の方の練習です。

たかがサイコロ、されどサイコロ、です。

この精神に感動して、読売新聞社編集管理部の方にもこのサイコロ給の導入を話してみましたが、残念ながら、まったく取り合ってもらえませんでした。でも、成果主義でぎくしゃくしてしまった会社の方はぜひ一度導入を検討されてみてはいかがでしょうか。〈竜〉

 
 
 

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 2006年4月から東京本社発行の夕刊社会面で始まった、写真部員が世相を切り取るフォトコラム「写旬」。紙面には掲載されなかった写真を含め、よりすぐりの作品をお見せします。取材者の胸の内や取材にまつわる裏話なども。紙面とはひと味違った「写旬」をお楽しみ下さい。

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