写旬こぼれ話

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池田屋「復活」

2009年10月22日

Blog2新選組が志士を襲撃した池田屋事件。

舞台となった宿の跡地のビルに今夏、その名をつけた居酒屋「海鮮茶屋 池田屋はなの舞」が開店しました。

店内に入ると・・。

まず、目に飛び込んでくるのは、左手にある大階段。

つかこうへい原作の映画「蒲田行進曲」で有名になった「階段落ち」をイメージしているそうで、高さ8メートルあります。

店員に目を向けると・・。

羽織の背中には、ちゃんと新選組のシンボルマークである「誠」が入っています。

壁に目を向けると・・。

近藤勇や土方歳三らの切り絵が描かれています。

また、日本刀も掛けられています。

抜いてみると、実はお土産として販売もされている傘でした。

このような小道具を使って、記念写真を撮ることもできるそうです。

「歴史ブームもあり、日本中から、若い女性から年配の男性まで幅広く方々が来られます」と、店長。

京都人になったつもりで、ちょっとイケズな質問を続けました。

「オープンからこれまでに階段で落ちた客はいますか」

「いませんね」

「飲み過ぎた客が暴れて、店内が(池田屋事件のように)修羅場となったことは」

「こちらもありませんね。観光客の人が多いために、静かに楽しまれますよ」とやんわりと否定されました。

必要ないかもしれませんが、池田屋事件は1864年、京都・三条にあった池田屋に集まった長州や土佐などの志士を、京都守護職の下で京都の治安維持を勤めていた新選組が襲撃した事件です。

同志である古高俊太郎が新選組に捕らわれ、奪還する策を練るために集まった会合に新選組が踏み込みました。

志士たちは御所を焼き払い、天皇を拉致する計画を立てていたとの説もあります。

ちなみに、私が学生のころ、池田屋跡地のビルにはパチンコ屋が入居しており、ビルの前に池田屋跡地と示した石碑があるだけでした。

たまたま「発見」したのは、確か、中学生か、高校生のころ。

当時、隣接する県の住民だった私は「京都には、歴史の跡がゴロゴロと転がっている」と驚いたものです。

来年の大河ドラマは坂本龍馬ですが、暗殺された「近江屋」の跡地は現在、コンビニとなっています。

今でも、ゴロゴロぶりは変わらないようです。〈京都市中京区で=賀〉

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 2006年4月から東京本社発行の夕刊社会面で始まった、写真部員が世相を切り取るフォトコラム「写旬」。紙面には掲載されなかった写真を含め、よりすぐりの作品をお見せします。取材者の胸の内や取材にまつわる裏話なども。紙面とはひと味違った「写旬」をお楽しみ下さい。

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