写旬こぼれ話

本文です
前の記事

築地のマグロは甘い

2009年11月30日

Blog_1 観光客らでにぎわう昼下がりの東京・築地場外市場。「本マグロを下さい」「中トロ3つね」。これはすし店の会話ではありません。

今年の8月から店を構える「築地  さのきや」で販売されている菓子「まぐろやき」。一見、たい焼きのようですが、立派なマグロ型。ぷっくりと厚みのある魚体に、ぴんと張ったひれが付いています。焼きたてをほおばると、あんの甘さが口に広がります。

表面がぱりっとした焼き上がりの「本マグロ」(150円)と、柔らかい食感の生地の中にあんず入りのあんが包まれた「中トロ」(180円)の2種類があります。あんには、北海道・十勝産の小豆「豊祝」が使用されています。

店長の中島紀子さんは当初、たい焼きを作るつもりで開店の準備をしました。しかし、都内には競争相手も多く、築地の特色を出すために、即「マグロ」をイメージしたそうです。

問題は焼き板でした。たい焼き用の型は既製品があっても、マグロの形はありません。中島さんは粘土でマグロの形を作り、メーカーに特別注文しました。

焼き方にもコツが要ります。魚体の厚みを出すために、焼き板は深く彫られていますが、そこに流し込んだ生地を、1匹づつスプーンで整えます。

注文の多いときは1日で600個売れたこともあるそうです。本物のマグロの漁獲規制を尻目に、この「甘いマグロ」は売れ行き好調のようです。問い合わせは電話03・3543・3331、メールがsanokiya@m5.gyao.ne.jpです。朝は7時から開店、築地市場の休日がお店の定休日です。〈本〉

前の記事

当ブログの記事へリンクを張った方はトラックバックをどうぞ。ただし、当ブログの編集スタッフによって事前に確認した後で掲載します。基準は<トラックバックに関する編集方針>をお読み下さい。

 2006年4月から東京本社発行の夕刊社会面で始まった、写真部員が世相を切り取るフォトコラム「写旬」。紙面には掲載されなかった写真を含め、よりすぐりの作品をお見せします。取材者の胸の内や取材にまつわる裏話なども。紙面とはひと味違った「写旬」をお楽しみ下さい。

1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30