富士山のふもとにあるドーム型の白い建物。山梨県の郷土料理「ほうとう」のお店だ。今までは伝統的な日本家屋の店が多かったが、新風を吹き込もうと富士山にかかる雲をイメージしてこの1月、富士河口湖町にオープンし話題となっている。 「ほうとう」は山梨県の郷土料理で、みそ味のスープに平らなめんとカボチャや山菜を入れ鍋で煮て食べる。武田信玄が戦時食として用いた事からこの地域に古くから広まった。地元の人は家で作って食べるが、河口湖周辺には、富士山の観光客を当て込んで、多くのほうとう料理店が存在する。 その一つ「ほうとう不動」は収容300席を超える大きな店を複数経営しているチェーン。新たな店舗を設けるにあたり、従来の民芸調の店構えとは異なるモダン建築を思いついたのだという。同県出身の新進の建築家保坂猛氏に依頼し、構造設計をシドニーのオペラハウスなどを手がけた英国の会社が担当した。 富士山にかかる雲をイメージした建物は柱がない鉄筋コンクリート造の白いドームの形をしている。富士山を見ながら食事ができる席もある。テーブルやイスは木製で手作りのものを使用、180席用意された。追加のテーブルとイスができ次第、300席まで増やすという。 まだ開店間もないが、奇抜なデザインについ足を止めた観光客や店内外を写真動き回って写真を撮る客もいるという。 店を運営する不動食品物産の古屋昇栄専務は「今後も新しいものを取り入れながら、ほうとうという伝統食を次世代へ引き継いでいきたい」と話している。 お問い合わせは「ほうとう不動」電話0120・410・457まで。(菅)
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