写旬こぼれ話

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Blogyambap_2 年の瀬も迫った昨年12月29日、前原国交相が建設中止を表明した群馬県長野原町の八ッ場ダム建設予定地を訪れました。
 多くのマスコミが押し寄せた9月23日前原国交相の視察の時とはうって変わって、町は静まりかえっていました。気温は0℃近くまで冷え込み、周囲の山々は美しく雪化粧しています。

 ダムの本体工事は中止となっていますが、代替地の造成や付け替え道路の建設は続いています。新聞やテレビが繰り返しとりあげ、ダムのシンボル的な存在となったダム湖に架かる長さ590㍍の「湖面2号橋」は、まもなく繋がりそうでした。
 夜、ダム底に沈むはずだった水田地帯に足を運び、撮影を行いました。
 カメラを三脚に固定し、露出20秒を30分間連続して撮影。それらの画像を合成すると、橋の向こうに沈んでいく無数の星の軌跡が現れ、巨大な橋の全容は、月明かりでぼんやりと浮かび上がりました。

 前原国交相の中止表明、そして現地視察などが行われた9月や10月に比べ、11月、12月、1月と、ニュースに取り上げられる機会がめっきり減った八ッ場ダムですが、今月24日には、地元住民が前原国交相と初めて対話を行う予定です。当然、マスコミ各社も取材に訪れ、報道することと思います。
 国交相のダム建設中止の方針は変わらないのでしょうか。あるいは中止の態度を軟化させることになるのでしょうか。
 将来像を失い、つらい思いをされている住民の方々が、すこしでも明るい未来像を描けるような結果になることを願っています。<鉄>
 

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 2006年4月から東京本社発行の夕刊社会面で始まった、写真部員が世相を切り取るフォトコラム「写旬」。紙面には掲載されなかった写真を含め、よりすぐりの作品をお見せします。取材者の胸の内や取材にまつわる裏話なども。紙面とはひと味違った「写旬」をお楽しみ下さい。

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