写旬こぼれ話

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Blog 今年5月に開催される上海万博の会場を見てみたくていろいろ情報集めをしてみたところ、「”盧浦大橋”という橋の展望施設に行くと、橋の上から万博会場を一望できる」という情報を入手。その日の夕方、早速現地に向かいました。

 橋の上は日本の横浜ベイブリッジや東京のレインボーブリッジと同じように高速道路となっているため、人が歩くことはできません。橋のふもとからエレベーターで橋面まで登っていき、高速道路の脇にもうけられた通路を100メートルほどあるき、そこから巨大なアーチ部分に作り込まれた階段をてくてくと登っていくことになります。

 というわけで、まず橋のふもとの入り口から入って行かなくてはならないのですが、到着してみると、門がしまっています。近くにいた警備員のような人にきくと、「今日はもう終わりだからまた明日来い」とのこと。時計を見ると時間は午後5時すぎ。まあ仕方がありません・・・。

 翌日、改めて現地に向かいました。到着すると、受付には誰もいません。近くに警備員がいたので尋ねてみると、「受付の人は昼飯に行ったから今は誰もいない。そいつが帰ってくるまでは入場できない。待ってろ」とのこと。時間はお昼の12時すぎ。「中国の人はお昼になると、どんな仕事も中断して一斉に昼ご飯を食べに行く」という話を聞いたことがありますが、なるほど確かにそうなのでしょうか・・・・。仕方ないので入り口の前で待ちます。

 しばらくすると、中年の女性がやって来ました。どうやらこの人が受付の人のようです。チケットを購入して、エレベータに乗り込み、橋の上へと向かいました。
 橋の上に出ると、地上約50メートル。それだけでも十分眺めがいいのですが、そこからさらに巨大なアーチを登っていきます。時折後ろを振り返ると、眼下に高速道路やビル群が広がります。
 
 アーチの最頂部に着くと、橋の下を流れる黄浦江の水面まで約110メートル。冷たい風がピュウピュウ吹き抜けるなか、周囲の万博会場の様子を、360度の大パノラマで満喫できました。
 撮影を終えると、登ってきた階段を下りて戻るわけですが、こういうのって、登るときよりも降りるときのほうが、やっぱり怖いんですよね・・・。

 それにしても、巨大な橋のアーチ部分の最頂部まで一般の人を吹きさらしの階段でどんどん歩かせてしまうなんて、なにかと安全対策に厳しい日本ではちょっと考えられないですよね。飛び降りちゃう人だっているかもしれないし・・・。
 ただ、聞くところによると、「酔っぱらっている人は登ってはいけません」という注意書きが、いちおう書いてあるそうです。<鉄>

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 2006年4月から東京本社発行の夕刊社会面で始まった、写真部員が世相を切り取るフォトコラム「写旬」。紙面には掲載されなかった写真を含め、よりすぐりの作品をお見せします。取材者の胸の内や取材にまつわる裏話なども。紙面とはひと味違った「写旬」をお楽しみ下さい。

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