写旬こぼれ話

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仮設ぐらしの知恵

2012年2月23日

Photo_4釜石市内の野球場脇に建設された1Kの仮設住宅で一人暮らしの佐々木大樹(だいき)さん(29)。震災の起こった日の3月11日は自身の誕生日でした。ブレーカーを落とし、隙間からは暖気を逃さず、押し入れを机にするアイデア。「収納や防寒、節約など生活防衛の知恵もつきます」。「仮」暮らしの知恵は「あり得るってぃ」と感心します。
佐々木さんはFM岩手釜石支局で主にミキサー業務を担当しています。震災で荒廃した地元をかけずり回り、被災した皆さんのために生活情報などを発信し続け、地元局の使命を存分に果たされています。佐々木さんは単身者。仮設も単身者用の間取りが提供されています。仮設の場所は山の麓で朝晩は冷え込みます。かといって、また温めすぎると窓をはじめ、室内天井などが結露するので、このさじ加減が大変とのことでした。間仕切りのアコーディオンカーテンの隙間に暖気が逃げないようビニールを貼ったり(この方法は効果あったようですが微妙に隙間などあけないと結露してしまうとのこと)、単身者にはミスマッチの大きすぎる冷蔵庫は寒いこの時期は使用せず、ブレーカーを落としておくなど。光熱費は個人負担なので節約を心がけているそうです。逆境でも、そこに工夫やちょっぴりの楽しみを添えて、前に進んでいる被災地の皆さん。佐々木さんの笑顔に希望を感じました。(教)

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 2006年4月から東京本社発行の夕刊社会面で始まった、写真部員が世相を切り取るフォトコラム「写旬」。紙面には掲載されなかった写真を含め、よりすぐりの作品をお見せします。取材者の胸の内や取材にまつわる裏話なども。紙面とはひと味違った「写旬」をお楽しみ下さい。

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